再び佐野です。
僕は今、怒っています。
僕は今、自腹を切ったメキシコシティのホテルでブログを書いています。
本来は、エンセナダの夕陽を浴びながら真っ赤なテカテを飲んでいる予定でした。
何があったのか?
1月6日
仙台駅から新幹線で東京へ。バスで成田へ移動。
成田を出発し、無事にメキシコシティに到着します。
荷物をピックアップし、エンセナダ行きの便に乗り換えです。
よしっ、セルフの機械でチェックインして、荷物を預けよう。
あれ?できない?
しょうがないからカウンターに並ぶか。このとき、出発1時間半前。まだ余裕です。
しかし、ここから悲劇が始まります。
まっっっっっっっっっっっっっっったく進まないのです。列が。
ひとりの客に10~20分もかけて対応しているのです。
僕の前に20人くらいいましたので、2~3時間はかかるのです。
無理だ。出発40分前に、列をすっ飛ばしてカウンターに行くと、
僕と同じ状況の人が殺到し、余計に進まなくなっているのです。
結局この日は、乗り遅れました。
アエロ◯◯◯が便を2日後に振替し、ホテルとご飯を用意してくれたのです。
ちょうど観光もできて、ラッキーでした。
そして本日、1月8日
余裕を持ってフライトの3時間前に空港へ。
ん?何だこの列?
ざっと、2~300人は並んでるな...。
待て待て!アエロ◯◯◯じゃねーか。
預け荷物やチェックインカウンターのあるゾーンが区切られ、
人数制限をかけて客を入れているのです。
荷物だけだから入れろ!と直談判するが、取り合ってもらえず。
列に並べ!の一点張り。
出発1時間前、このままでは1000%間に合わない。
最前線で訴え続ける作戦に。しかし、ここでも同じこと考える人が殺到しているのです。
もう、みんなパニックです。
多少セコいですが、律儀に待っていても馬鹿らしいので、
人混みに紛れて、しれっと手続きゾーンに入りこんだのですが、時すでに遅し。
結局、預け荷物が締め切られ、乗れませんでした。
しかも今回はホテルなし。「ホテルはいっぱいだから無理」の一点張り。
テメェらの落ち度じゃねーかと、もうイライラが止まりません。
荷物が少なければ、空港に野宿でも良いのですが、総量40キロの荷物を抱えてでは厳しい。
普段はキャリーひとつですが、今回は色々と頼まれ、荷物が多かったのです。
荷物をロッカーに預けると5000円、ホテルが一泊6000円。
そして、僕は今、怒っているのです。
今日は、さすがにMちゃんに電話するほど、途中で心が折れかけました。疲れました。
このまま、ANAのチケット取って、日本に帰ってやろうかと本気で考えたほどです。
しかも、こんな時に限ってカウンターでスペイン語が通じない。
「少し考える」ことが割と普通にできる日本人の教育水準の高さを実感しました。
もちろん全員がではないですが、メキシコ人の多くは、先を読んで行動ができません。
これは、メキシコ人と働いて最も思うことです。今だけを見て、行動するのです。
今回のことも、実に簡単な話です。
早い便から制限をかけて入れていけば良いだけのことです。これができないのです。
客を乗り遅らしたら、結局、経費もかかるし、信用まで落とすという考え方はないのです。
今自分はベストを尽くしてる!と誇らしそうに対応されると、正直ムカつきます。
メキシコは好きですが、これでは国は発展しないなとつくづく思ってしまった1日でした。
だから教育は大事です。頭を使うことは大事です。
嫌でも頭を使っていないと、使えなくなってしまいます。
だから考えて行動することが大事だと思っていますし、後輩たちにも伝えています。
何でその研究をするのか、実験の作業ひとつひとつの意味は何なのか。
ただ先輩に聞くだけではなく、自分で考えて行動しておかないとそれができなくなるのです。
研究をしているといつも痛感します。適当にやると値にバッチリと出てきてしまいますから。
みんな理解してくれていれば良いのですが...。
小言を言うおっさんくらいになってるのかな。
長くなりましたが、佐野の愚痴でした。
ところで、明日は、乗れるよね....?