2017年4月21日金曜日

Freshman

木原です。

つい先日のことですが、1年生の女子3人が突然 研究室(実験室のほう)にやって来ました。
「見学させてください」
「お話を聞かせてください」

ほほうっ。

いまの大学はオープンキャンパスでカリキュラム、授業内容、施設を知ることができますし、先生方の研究内容を知ることもできる。

情報公開も進んでいるし情報入手も昔に比べるとうんとやりやすくなっているから、いっそう詳しく知ることができる。
いやいや、放っておいても向こうから情報がやってくる。
今はそういう環境にあるのだ。
自分の興味ある分野を、どこの誰が研究しているか
興味ある先生が何を研究しているか
よく知っている。
大学に来る目的の一つとしてしっかりインプットされている。

だからとはいえ、1年生の4月のうちから訪ねてくるとは。
行きなさいと指導はされていないはず。
勇気がいっただろう。
話を聞くと、しっかり自分の関心事を説明できるし意見を言える。
姿勢も正しい。行儀良い。メモも取っている。
なかなか感心なことである。

そしてなにより、私の研究室を訪ねて来たというのが
すばらしいではないか!


私が大学入りたての頃に比べたら、なんと立派なことか。
研究室選択のタイミングまでほぼ何も考えていなかった。
そして、選択基準も
・人気の研究室はイヤ(おっと、先生、先輩方 スミマセン)
・ひとと同じじゃイヤ(結局 別学科の研究室に入りました)
・生き物を扱いたい(おっ 今のみなさんと一緒?)
この程度でしたかな。
(一応 オフィシャルにはこうなっていますが クリック

追補:画像のリンクがうまく飛ばないようなので こちらで(東海大学新聞)


これから知識が増えていけば、経験を積めば、興味の対象が変わっていくこともあるだろう。興味はどんどん変わっていっていいのである。
だからこの先 別な研究にも目を向けて、自分の可能性を探ってください。


今回はお話だけでしたが、
実験している時に また来てください。

さすがFreshmanだな。
ひさしぶりに気分爽快でした。
そうか、Freshとはそういうことなんだな。