つい先月、ある国際誌の査読を依頼され(この段階ではタイトル、著者、アブストラクトしかわからない)、結局 引き受けたのですが原稿を読んでみて、何これまったくダメダメじゃない。
まずなにより論文原稿の書き方の基本ができていない。
図表の書き方も、基本ができていない。
何を書いているのか分からない部分も多い。
おそらく著者は経験の少ない若手?(投稿初心者?)
それにしても責任著者や共同研究の教授、あんたたち何も見てないじゃない。
謝辞には、ある英文校正会社の名前もある。
はは、ウソでしょう。まさかこんな雑な校正にお金払ったの?ありえない。
(この会社は使わないようにしよう)
はい、この原稿Rejectです。
とはいえ、一言Rejectではこの若手?の成長につながらない。
(でもこれは責任著者や教授、あんたたちの仕事でしょうが!)
査読結果提出の締め切りを過ぎてしまったが、訂正箇所や疑問の箇所、アドバイスを長々と書いて提出。
すると数日後、Editorから査読結果の内容がメールされてきた。
査読者3人いたのですね。もちろん3人ともRejectなのですが、
1人目の、著者へのコメント → Rewrite the manuscript えっ!これだけ。
2人目の、著者へのコメント → Author should rewrite manuscript ええっ!
難解な原稿を時間かけて見てコメントしたのに。
一言で良いのだったら1日で終わった仕事なのに!
まぁもう終わったことですし、著者のあなた、このコメントを見てしっかり成長してください(再投稿する気があるのでしたら・・・)。
責任著者や後ろの方に名前がある教授さん方、こうやってあなた方は信用を落としていっている、ということをわかっているのかなぁ。